テキストエディタの文字コード設定 UTF-8の「BOMなし」と「BOM付き」の違いを理解する
文字コードとBOMの基本的な仕組みを知る
コンピュータは、私たちが普段使っている文字をそのまま理解することはできません。すべての文字を数字の組み合わせとして処理しており、その変換ルールのことを文字コードと呼びます。かつての日本では「Shift_JIS」などがよく使われていましたが、現在は世界中で共通して使える「UTF-8」というルールが標準となっています。世界標準の文字コードであるUTF-8の役割
UTF-8は、日本語だけでなく、英語や中国語、さらには絵文字までを一つのルールで扱うことができる非常に便利な文字コードです。現在のホームページ(ウェブサイト)制作において、特別な理由がない限りはこのUTF-8を使用するのが一般的です。異なる言語が混ざり合っても文字化けが起きにくいため、多角的な展開を考える事業にとっても、非常に適した選択と言えます。BOMという小さなデータの正体とその目的
ここで登場するのがBOMです。BOMとは「Byte Order Mark」の略称で、そのファイルがUTF-8で書かれていることをコンピュータに示すための、いわば「名札」のようなものです。ファイルの最前列に配置されるごく小さなデータなのですが、これがあることで、古い形式のソフトなどでも「これはUTF-8のファイルだ」と正しく認識できるようになります。 一見すると、名札があった方が親切なように感じられるかもしれません。しかし、ホームページ(ウェブサイト)を構成するファイル群においては、この親切心が仇となってしまうケースが多々あります。これが、制作の現場で「BOMなし」が強く推奨される理由に繋がっていきます。ウェブ制作において「BOMなし」を選択すべき理由
プロがホームページ(ウェブサイト)の構築や修正を行う際、テキストエディタの設定は必ずと言っていいほど「BOMなし(UTF-8Nと表記されることもあります)」に固定されています。名札であるはずのBOMが、なぜウェブの世界では嫌われてしまうのでしょうか。プログラムの誤作動やエラーを未然に防ぐ
ホームページ(ウェブサイト)を動かしているPHPなどのプログラム言語は、ファイルの中にBOMが含まれていると、それを「プログラムの一部」として誤って読み込んでしまうことがあります。本来は文字コードを示すための目印であっても、プログラムからすれば「身に覚えのない余計な文字」に見えてしまいます。 その結果、画面に「Warning」といった警告が表示されたり、最悪の場合は真っ白な画面になってしまったりすることがあります。より専門的には、プログラムの処理が始まる前にBOMが出力されてしまうことで、ブラウザへの正しい命令が送れなくなる現象が起きます。事業を円滑に継続させるためには、こうした目に見えにくい不具合の種を最初から取り除いておくことが大切です。ブラウザでの表示崩れや空白の発生を回避する
BOMが含まれていると、ホームページ(ウェブサイト)の表示そのものに影響が出ることもあります。ブラウザがBOMを解釈しようとした結果、意図しない場所に「謎の空白」が生まれてしまったり、レイアウトが数ピクセル分だけズレてしまったりすることがあります。 せっかくデザインにこだわったホームページ(ウェブサイト)であっても、こうした微細な崩れがあると、訪れたユーザーにどことなく「手作り感」や「不安定さ」を感じさせてしまうかもしれません。プロフェッショナルな印象を保ち、ブランドの価値を守るためには、BOMを排除した純粋なUTF-8のファイルを作成することが重要です。適切なテキストエディタの選び方と保存時の確認
では、実際にファイルを編集する際にはどのようなツールを使えば良いのでしょうか。Windowsに標準で搭載されている「メモ帳」などは、かつてBOMを強制的に付けて保存してしまう仕様があったため、ウェブ制作にはあまり適さないと言われてきました。制作に適したテキストエディタを活用する
現在は、無料でも高機能なテキストエディタが数多く存在します。Visual Studio Codeやサクラエディタ、TeraPadなどは、文字コードの設定を細かく指定できるため、事業用のファイルを扱う際にも安心です。 これらのエディタを使用すれば、ファイルを保存する瞬間に「UTF-8(BOMなし)」を選択することができます。より専門的には、エディタのステータスバー(画面の端)を確認する癖をつけるだけで、文字コードに起因するトラブルのほとんどを未然に防ぐことが可能になります。ホームページ(ウェブサイト)の安全な運用のために、まずは使い勝手の良いツールを一つ用意しておくことをおすすめします。既存のファイルを確認し修正する手順
もし、すでにBOMが付いた状態で保存してしまったファイルがある場合でも、慌てる必要はありません。適切なテキストエディタでそのファイルを開き直し、保存し直す(名前を付けて保存など)の際に「BOMなし」を選択すれば、余計なデータを取り除くことができます。 ホームページ(ウェブサイト)の調子が悪いとき、プログラムの内容に間違いがないのにエラーが出る場合は、この文字コード設定を疑ってみてください。一度正しい設定で保存してしまえば、その後はスムーズに動作するはずです。こうした目立たない部分への配慮が、強固なホームページ(ウェブサイト)構築の土台となります。 文字コードの設定は、事業の運営において主役になることはありませんが、舞台を支える大切な「縁の下の力持ち」のような存在です。「BOMなし」という選択を基本に据えることで、不要なエラーに悩まされる時間を減らし、より価値のある事業活動に集中できるようになります。テキストエディタ UTF-8のBOM無しとBOM付き
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